'88年10月-12月(フジテレビ)
『ニューヨーク恋物語』
田村正和主演、鎌田敏夫脚本によるフジテレビ木曜劇場の恋愛ドラマで、全編ニューヨークロケで制作された。事情を抱えて渡米した男女八人の孤独と恋、すれ違いを群像劇として描く。エリート街道から転落した田島雅之は、裏社会と関わりながら生きる中で、過去と因縁を持つ女性の娘と出会う。一方、婚約破棄を機に渡米した女性らの人生も交錯し、都市の光と影の中で人間関係は複雑に絡み合う。最終回の印象的な場面も話題となり、ギャラクシー賞優秀賞を受賞した。
'88年7月-9月(フジテレビ)
『抱きしめたい!』
W浅野(浅野温子と浅野ゆう子のダブル主演)によるトレンディドラマの代表作。ストーリーは、幼稚園以来の大親友であるキャリアウーマンの池内麻子と主婦の早川夏子が、ともに20代後半で恋人や夫との関係、友情の継続をめぐる葛藤を描くロマンチック・コメディ。浅野温子・浅野ゆう子に加え、岩城滉一、本木雅弘、石田純一らが出演。放送当時は平均視聴率18.5%を記録し、若い女性を中心に強い支持を集め「トレンディドラマ」ブームの火付け役となった。スペシャル版も複数回制作され、後年まで語り継がれる作品となった。
'88年4月-2009年12月(テレビ朝日)
『はぐれ刑事純情派』
テレビ朝日・東映制作による刑事ドラマシリーズで、’88年から2009年まで計18シリーズが断続的に放送された。藤田まこと演じる刑事を中心に「刑事にも人情がある。犯人にも事情がある。」の理念のもと人情味あふれる捜査と人間ドラマを描く。トレンディ刑事ドラマ全盛期にあって、派手さよりも心情描写を重視した作風が支持され、平均15%超の視聴率を維持する長寿シリーズとなった。’90年代の藤田まことの主演作として知られる。
'88年4月-6月(フジテレビ)
『教師びんびん物語』
フジテレビ の月曜21時枠で放送された学園ドラマ。主演は田原俊彦(徳川龍之介役)、その後輩教師を野村宏伸(榎本英樹役)が演じる。東京・銀座の「銀座第一小学校」を舞台に熱血教師・徳川と堅実な榎本のコンビが、子どもたちの揺れる心や学校の再生、教師としての理想と現実に向き合う姿を描く。全13話構成で平均視聴率は約22.1%、最高で24.9%の高視聴率を記録した。また主題歌の「抱きしめてTONIGHT」(田原俊彦)はドラマとともにヒットし、作品の人気を後押しした。
'88年1月-3月(フジテレビ)
『君の瞳をタイホする!』
月曜21時枠で放送されたドラマで、「月9・トレンディドラマ」路線の草分けとされる。渋谷の道玄坂警察署の刑事たちが主人公だが、事件よりも恋愛やファッション、若者のライフスタイルを中心に描くコメディ。主人公の刑事・沢田一樹役を陣内孝則、その親友刑事・土門隆役を柳葉敏郎、ライバル刑事・田島鋭次役を三上博史が演じ、当時アイドルだった工藤静香なども出演。主題歌は「You were mine(久保田利伸)」で主題歌もヒットした。恋愛、友情、若者のカルチャー、おしゃれ、軽快なテンポを前面に打ち出し、それまでとは異なる「刑事ドラマ」として若年層やファッション志向の視聴者から大きな共感を呼び、「トレンディドラマ」ブームの礎となった。
'88年1月~3月(TBS)
『痛快!ロックンロール通り』
金曜21時枠に放送された青春ライトコメディドラマ。主演は沢口靖子と後藤久美子のダブル主演で、東京の下町に住むバスガイドの岩下みどり(沢口靖子)が北海道・函館で暮らしていた異母妹の中学生・山口あかね(後藤久美子)を引き取って同居を始めることから始まる。性格の違う姉妹や同居人たちとのドタバタ、夢や恋、人間関係のもつれを描きながら、姉妹が成長し絆を強めていく物語。主題歌はTM NETWORKの「RESISTANCE」で、1980年代のロックや若者文化のムーブメントと結びつき、ドラマの雰囲気を高めた。
'87年4月-6月(TBS)
『ママはアイドル』
中山美穂がアイドル・中山美穂役で主演。妻に先立たれた中学校教師・水沢修一(三田村邦彦)と、人気アイドル中山美穂の再婚を軸に描くホームコメディ。修一の三人の子どもたちは結婚を信じず、やがて美穂が水沢家に同居を始めることで生活は一変する。娘の晶は強く反発するが、美穂は母として家庭に溶け込もうと努力し、次第に心の距離も縮まっていく。一方、結婚を隠したままアイドル活動を続けるため騒動が相次ぎ、家族と芸能界の狭間で揺れる姿が描かれる。
'87年1月-3月(TBS)
『パパはニュースキャスター』
主人公は独身かつ酒癖の悪い人気ニュースキャスター 鏡竜太郎(演:田村正和)。12年前に酒の席で口説いた女性たちとの間に生まれたという3人の少女が突如として現れ、独身生活を謳歌していた竜太郎が突然“三児の父親”となり、、女好きの男と生意気盛りの少女たちとのドタバタな同居生活を描く。共演は浅野温子、所ジョージ、西尾麻里、大塚ちか子、鈴木美恵子ら。主題歌は「Oneway Generation(本田美奈子)」。軽快なテンポとコミカルな掛け合い、“父親としての成長”というテーマで多くの視聴者の共感を得、平均視聴率22.0% を記録するヒット作となり、レギュラー放送後も3度のスペシャル版が制作されるほど人気を博した。
'87年1月-3月(TBS)
『男女7人秋物語』
明石家さんま&大竹しのぶコンビで前年に大ヒットした『男女7人夏物語』の続編として制作された恋愛ドラマ。今井良介、神崎桃子、大沢貞九郎の三人のみが前作から続投し、他の人物関係は大きく刷新された。舞台は当初予定されていた軽井沢から川崎に変更され、再び男女のすれ違いや再会が描かれる。物語は良介の部屋のベッドに別の男が寝ている場面から始まり、踏切で桃子が良介にすがり泣く場面など印象的な名シーンを生んだ。最高視聴率36.6%を記録した。
'86年10月-'87年9月(日本テレビ)
『あぶない刑事』
横浜港署を舞台に、型破りでスタイリッシュな刑事コンビ、舘ひろし 演じる鷹山敏樹と 柴田恭兵 演じる大下勇次が多彩な事件に挑むアクション・刑事ドラマ。ほかに浅野温子、仲村トオル らが出演し、港町ヨコハマの風景を背景に粋でクールな「刑事像」を描いた。全51話、日曜21時枠で放送され、従来の硬派な刑事ドラマと異なり、ジョークやファッション、バイカーや銃を駆使した派手なアクションを交えた新しい刑事スタイルで人気を集めた。
'86年7月~9月(TBS)
『男女7人夏物語』
未婚の30歳男性ふたりと20代後半の女性ふたりを加えた男女7人が、東京の夏の時期に交錯する恋愛模様と友情、揺れる葛藤を丁寧に描いた群像ラブストーリー。出演者は明石家さんま、大竹しのぶ、池上季実子、奥田瑛二、片岡鶴太郎、賀来千香子、小川みどりら。当時としてはお笑いの明石家さんまがドラマ主演を務めた異色作で「恋愛」「友情」「大人の過渡期」を軽妙な会話とリアルな感情で描いた点が評価された。「トレンディードラマの元祖」とされ最高視聴率31.7%を記録。主題歌「CHA‑CHA‑CHA(石井明美)」も大ヒットし、’80年代の若者文化と恋愛観を象徴する作品となった。
'86年4月-10月(NHK)
『はね駒』
明治から大正にかけて活躍した女性新聞記者の草分け・磯村春子をモデルに描くNHK連続テレビ小説。福島・相馬に育ったおてんば娘の主人公りんが、仙台の女学校で学び、上京、結婚、出産を経て新聞記者として自立していく半生を描写する。主演は当時人気絶頂だった斉藤由貴。肉親の死や日露戦争といった時代の試練を織り込みつつも、全体は軽快な語り口で展開され、平均視聴率41.7%の高視聴率を記録した。
'85年4月-10月(フジテレビ)
『スケバン刑事』
警察から「学園潜入捜査官」として送り込まれ、金属製ヨーヨーを武器に、刑事(デカ)として“学生内の犯罪”に立ち向かう麻宮サキ(演:斉藤由貴)を描く。校則やスクールギャング、暴力といった学園の闇を背景に、“女子高生×刑事”という斬新かつエンタメ性の高い設定と、アクション・ミステリー・青春要素を兼ね備えたスタイルで多くの視聴者の関心を集めた。その後シリーズ化され、続編・映画化もされるほどの人気を誇った。テレビシリーズは初代・斉藤由貴、続編Ⅱに南野陽子、Ⅲは浅香唯・大西結花・中村由真のトリプル主演で’87年まで続く人気作となった。
'85年1月~3月(TBS)
『毎度おさわがせします』
「多摩センター」の街を舞台(パート1・2)に、思春期の男子中学生・高校生の3人組と、その家族や近隣住人たちとの“ちょっとエッチ”な騒動を、ドタバタかつコミカルに描いた青春ホームコメディ。主要キャストに木村一八、中山美穂、堀江しのぶ、高橋一也、大人役に小野寺昭、篠ひろ子、板東英二、夏木マリら。ゴールデンタイムのドラマでは当時語られなかった「性」「思春期の悩み」をテーマに下着姿や下ネタも含まれ、賛否両論を呼んだ。アイドルを目指していた中山美穂の俳優デビュー作としても知られる。主題歌「Romanticが止まらない(C-C-B)」もヒットし、’80年代のひとつの若者文化を象徴する作品となった。
'84年10月-'86年9月(テレビ朝日)
『私鉄沿線97分署』
東京都多摩地域西部を管轄する新設の第97分署を舞台にした刑事ドラマ。庁舎未完成のためプレハブ仮庁舎で始動した分署に集う刑事たちが、万引きや窃盗、嫌がらせ電話など身近な事件を中心に捜査する姿を描く。『西部警察』終了後、渡哲也を中心に企画され、派手なアクションから一転して地域密着型のリアルな警察像を志向。拳銃管理や独身寮設定など現実的描写を重視し、人情味ある捜査と明朗な作風を特徴とした。
'84年10月-'85年4月(TBS)
『スクール☆ウォーズ』
実在する京都の高校のラグビー部の物語をドラマ化したフィクション。正式タイトルは「スクール☆ウォーズ〜泣き虫先生の7年戦争〜」。元日本代表ラグビー選手の教師・滝沢賢治(演:山下真司)が、校内暴力と荒廃が問題となっていた川浜高校に赴任し、ラグビーを通じて非行や無気力の生徒たちを更生させ全国制覇を目指す熱血青春ドラマ。主要出演者は山下真司のほか、岡田奈々、松村雄基、伊藤かずえ、岩崎良美、さらに和田アキ子、梅宮辰夫ら多くの俳優が名を連ねた。1980年代前半に社会問題となっていた校内暴力や非行を背景に、単なる部活ドラマではなく、教育や社会問題に切り込んだ“骨太な青春群像劇”として高く評価された。
'84年4月-9月(TBS)
『不良少女とよばれて』
舞楽者・原笙子の自伝的小説を原作としたTBS系のテレビドラマ。非行に走り不良と呼ばれた少女が、一人の青年の愛に支えられて更生し、民間舞楽の道へ進むまでを描く。大映ドラマとしては初の実話ベース作品だが、内容は原作から大胆に脚色された。物語上の主人公は伊藤麻衣子、クレジット上の主演は国広富之。特撮的演出や組織描写を取り入れ、後の学園アクションドラマの原型を築いた作品でもある。
'84年1月-12月(NHK)
『山河燃ゆ』
NHK大河ドラマ第22作として放送された作品で、主演は九代目松本幸四郎。山崎豊子の小説『二つの祖国』を原作に、大河ドラマとして初めて第二次世界大戦と日系人の運命を正面から描いた。日米二つの祖国の狭間で引き裂かれる人々の葛藤と選択を通じ、国家と個人、忠誠と人間性の問題を問いかける。近代大河三部作の第一作に位置づけられ、平均視聴率21.1%を記録した。
'83年10月~'84年3月(TBS)
『スチュワーデス物語』
日本航空(JAL)の全面協力により、スチュワーデス訓練生たちを描いた青春群像劇。厳しい訓練、仲間との友情、教官との信頼と葛藤などを通じて、訓練生が大空へ羽ばたくまでの成長物語が描かれた。主題歌は「WHAT A FEELING〜フラッシュダンス」。堀ちえみが主演を務め「私はドジでのろまな亀です」は当時の流行語となった。堀の演じる訓練生が恋する教官役に風間杜夫、堀の仇役に片平なぎさ。義手の設定で黒い手袋を身に着けた片平の怪演も話題となった。
'83年10月-'84年1月(TBS)
『青が散る』
宮本輝の同名青春小説を原作とし、’83年から’84年にかけてTBS系で放送された全13回の連続ドラマ。主演は石黒賢と二谷友里恵。大阪府茨木市の新設大学に1期生として入学した主人公が、仲間とテニス部を創設し、競技に情熱を注ぎながら恋や友情に揺れる姿を描く。若者たちの理想と挫折、希望と陰影を通して、青春のきらめきと痛みを瑞々しく映し出した作品。主題歌は松田聖子の「蒼いフォトグラフ」。
'83年5月~7月(TBS)
『ふぞろいの林檎たち』
山田太一原作・脚本による、四流大学に通う若者たちの進路や恋愛の悩みを描く青春群像劇。主要キャストに時任三郎、中井貴一、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、高橋ひとみ、中島唱子。ドラマの根底に流れる「学歴差別」というテーマは当時の社会背景を表わし、多くの視聴者の共感を呼んだ。主題歌には’79年に大ヒットしたサザンオールスターズ「いとしのエリー」が採用され、現在も、この曲でドラマを自然想起するという当時の視聴者も多い。その後も根強い支持を保ち、’97年のパートⅣまで制作された。
'83年4月-'84年3月(NHK)
『おしん』
NHK の朝の連続テレビ小説として放送された作品。全297話、1話15分で構成され、原作・脚本は橋田壽賀子。
主人公の おしん(田倉しん)の幼少期を小林綾子、青年期以降を田中裕子、晩年を乙羽信子 が演じ、さらに泉ピン子、伊東四朗らが脇を固めた。貧しい農村に生まれた少女・おしんが7歳で奉公に出され、数々の困難や差別、家族の苦境を耐え抜き、戦争、経済混乱を経て、やがてスーパーマーケットのチェーン経営者として成功するまでの波瀾に満ちた人生を描く。本放送当時、平均視聴率52.6%、最高62.9%を記録し“朝ドラ”の枠を越えて社会現象となった。さらに日本国内だけでなくアジアや中東を含む約60〜70の国と地域で放送され、国際的にも高い評価を受けた。
'83年2月~5月(TBS)
『金曜日の妻たちへ』
新興住宅地の「町田市つくし野」「たまプラーザ」に暮らす3組の夫婦とその周囲の人間関係を描き、「不倫」「夫婦関係の揺らぎ」「家庭の崩壊と再構築」といった大人のテーマに踏み込んだドラマ。主要な出演者には古谷一行、いしだあゆみ、小川知子、竜雷太、泉谷しげる、石田えり。放送当時「金妻ブーム」を巻き起こし、“金妻”という言葉が不倫ドラマの代名詞となるほどの社会現象となった。タブー視されがちなテーマを中流層のリアルな生活と欲望として描いたことで、主婦層のみならず独身女性など幅広い層の共感を呼んだ。シリーズは全3作にわたり制作され、3作目の主題歌、小林明子の「恋におちて -Fall in love-」は累計で95万枚を記録する大ヒットとなった。
'83年2月-3月(TBS)
『積木くずし』
火曜8時枠で放送された実話に基づく連続ドラマ。俳優・穂積隆信の実体験の物語で、国内で300万部が出版され社会的に大きな反響を呼んだ手記『積木くずし -親と子の二百日戦争-』をドラマ化。突然不良少女となり非行に走る一人娘の香緒里と父親の壮絶な戦いを描いた。父親役に前田吟、香緒里役に高部知子。放送は全7回で、最終回の視聴率は関東で45.3%、関西で34.6%を獲得。映画化、舞台化もされた。ドラマではその後を描く続編有。
'83年1月-3月(TBS)
『誰かが私を愛してる』
TBSのドラマ枠「木曜座」最後の作品のドラマ。西新宿の「ハイアットリージェンシー東京」の協力を得て、新宿の高層ビル街に聳える「ホテル・クレメント(架空)」を舞台に、多岐川裕美演じる主人公のOL・寺沢泉の出生の秘密に迫るストーリー。泉の同僚で元・恋人の松川悦史役には、主題歌「19:00の街」を歌う野口五郎が起用された。副支配人役の露口茂が重要な鍵を握る設定で、都会の夜景が似合う大人の雰囲気のドラマだった。
'81年10月-'82年3月(フジテレビ)
『北の国から』
北海道の富良野を舞台に、東京での生活に疲れて故郷に舞い戻った男とその子供たちの生きざまを描く。原作・脚本は倉本聰。田中邦衛演じる黒板五郎と、吉岡秀隆、中嶋朋子演じる子供たちのジュンとホタルの関係を軸に、大自然の中で生きる家族の絆と暮らしを描く。当初から10年単位で子役の成長を追う大河ドラマとして考案され、実に21年間にわたり、五郎親子を描く壮大なシリーズ作品となった。
'82年4月-'83年3月(TBS)
『3年B組貫八先生』
’82年から’83年にかけてTBS系で放送された学園ドラマで『桜中学シリーズ』第5作にあたる。主演は川谷拓三。中卒で社会に出て夜間中学教師を務めてきた神崎貫八が、桜中学校3年B組の担任となり、生徒と体当たりで向き合う姿を描く。型破りな経歴に戸惑う生徒たちも次第に心を開き、師弟の絆が育まれていく。シリーズは本作で一旦区切りを迎え、最終回後には歴代出演者が集う特別番組も放送された。
'81年9月-2005年9月(日本テレビ)
『火曜サスペンス劇場』
24年間にわたり毎週火曜の21:00に放送された2時間ドラマ。1話完結で、松本清張や西村京太郎、夏樹静子、森村誠一をはじめ多くの作家の原作をドラマ化した。エンディング曲は約1年ほど同じ曲を使うパターンだったが、’81年の初代エンディングテーマは岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」で、約2年半にわたり使用された。同曲は火サスに欠かせない曲となるとともに、累計130万枚にのぼる大ヒットとなった。
'81年9月-12月(TBS)
『想い出づくり。』
山田太一脚本によるドラマで、結婚適齢期を迎えた3人の女性が独身のうちに想い出を作るため行動する物語。主演は古手川祐子、田中裕子、森昌子。裏では圧倒的な人気を誇った『北の国から』が放送されていたが、どちらを観るかは難しい選択だとも言われた隠れた名作。適齢期の女性たちの心情をリアルに描き、同世代の女性たちの共感を呼んだ。
'81年4月-'82年3月(TBS)
『2年B組仙八先生』
’81年から’82年にかけてTBS系で放送された学園ドラマで『桜中学シリーズ』第4作にあたる。伊達仙八郎が担任する2年B組を舞台に、生徒たちの悩みや成長を温かく描いた。主演のさとう宗幸は等身大の教師像で共感を集め、視聴率好調により当初予定を延長し通年放送となった。本木雅弘、薬丸裕英、布川敏和らのデビュー作でもあり、後にスペシャル版も制作された。
'80年11月-'81年11月(テレビ朝日)
『ザ・ハングマン』
法では裁けない悪党を「ゴッド」の指令の下に制裁する秘密組織「ハングマン」の活躍を描く、同局の時代劇『必殺仕事人』の現代版と言えるドラマ。ゴッド役に 山村聡、ハングマン役に林隆三、黒沢年男のほか当時大人気だった名高達郎、美貌の夏樹陽子など。悪事を暴いて制裁を下すラストシーンが爽快。シリーズは役者を変えながら’87年まで続いた。
'80年4月-6月(テレビ朝日)
『池中玄太80キロ』 ※パートI
日本テレビ系「グランド劇場」枠で放送されたテレビドラマシリーズ。1980年放送のパートIを皮切りに、’81年のパートII、’89年のパートIIIが制作され、’82年・’86年・’92年にはスペシャル版も放送された。主演・西田敏行が歌った挿入歌「もしもピアノが弾けたなら」は反響を呼び、途中から主題歌に昇格。大ヒットを記録し、西田は同曲で1981年のNHK紅白歌合戦に初出場した。
'79年5月 - '81年1月(テレビ朝日)
『必殺仕事人』
藤田まこと主演による必殺シリーズ第15作で、中村主水を中心に据えた時代劇。’79年から’81年にかけて全84話が放送され、元締の下で動く仕事人たちが法では裁けぬ悪を闇の仕事として葬る姿を描いた。序盤は厳格な掟と緊張感の強い作風が特徴で、途中から設定変更や新キャラクターの投入により娯楽性を強化。視聴率回復を果たし、以後の長寿シリーズの礎を築いた。
'79年1月 - '80年7月(テレビ朝日)
『燃えろアタック』
石森章太郎原作のスポーツ根性ドラマで、前作『がんばれ!!レッドビッキーズ』に続く金曜19時台後半の第2弾で。主人公・小鹿ジュン(荒木由美子)を中心に、バレーボールに青春を懸ける少女たちの成長と葛藤を描いた。劇伴や心情イラストなど前作の演出を踏襲しつつ、死神の呪いといった異色のオカルト要素も盛り込まれ、独自色を放った。モスクワ五輪を見据えた物語構成も時代性を映している。
'65年7月-'90年10月(TBS)
『時間ですよ』
1965年から’90年までTBS系で放送された銭湯を舞台とするホームドラマ。森光子主演のもと堺正章や悠木千帆らが共演し、天地真理や浅田美代子の出世作ともなった。久世光彦が演出・制作を手がけ、女湯シーンの演出も話題を集めた。’70年代にシリーズ化され、’80年代にはリバイバルも制作。とんねるずや藤井郁弥、中居正広ら新世代の出演も注目された。