2年くらい前から、自室のテレビで見るのは動画コンテンツオンリーになった私。
なぜか。理由はあるんです。
それは、何が原因なのかはわからないけれど
私の部屋のテレビ、地上波がまったく映らなくなってしまったから。
どのチャンネルに合せても、黒い画面に白い文字で
「現在放送されていません」というメッセージが表示されるのみ。
そんなバカな。
NHKも民放もすべてその表示で、どの局の番組も映らない。
朝の日課だった羽鳥慎一モーニングショーが突然観れなくなるという衝撃とともに
もはや地上波を映すテレビとしての機能を果たさなくなった年季もののシャープのAQUOS。
そういえばもう20年くらいは使っているしな、これはテレビを買い替える潮時かな、
と思いつつ、Amazon Firestickで動画配信チャネルに出力を切り替えたところ
不思議なことに、こっちのコンテンツは正常に表示される。
amazon primeもNETFLIXもU-NEXTもYoutubeもABEMAも
何の問題もなく、ぜんぶ普通に観れる。
というわけで、年季ものの私のAQUOSは
地上波を忘れた動画専用テレビへと変貌を遂げたのであります。
別に、それならそれで良い。
だって、面白い映画やドラマはアマプラやネトフリにてんこ盛りであるし
Youtubeは、ライフハックや学びや笑いや興味深いコンテンツの宝庫だ。
地上波の強みは即時性の高いニュースや地震などの災害、有事関連情報あたりだけど
それもニュースサイトでさくっと取得できるし
事件や事故については、そのネタで番組の視聴率を稼ぐための長尺化で
専門家の知見は別として、専門家ではない地上波コメンテーターたちの
根拠のない想像や主観的な主張につきあわされることもないから
事実を客観的に伝えてくれるだけのニュースサイトを観た方が情報リテラシーが上がる。
というわけで、地上波映らなくてもとりあえずは困らない、という結論に至り
AQUOSは動画専用機として、日々の楽しみや情報収集に今も役立ってくれています。
どうしても地上波が観たい場合は別のテレビがあるリビングへ移動。
でも、そんな機会も月に数回あるかないかで
すっかり地上波の番組とは疎遠になってしまった私。
これはこれで問題なし、と日々を過ごしながら
ふと、こんな生活、昭和の時代にはありえなかったよな、という
一抹の寂しさもよぎったりします。
毎週月曜の夜、待ってました!とテレビの前で萌え萌えになった「夜のヒットスタジオ」、
木曜夜の「ザ・ベストテン」、金曜日の連続ドラマ、百恵ちゃんの「赤いシリーズ」や「ふぞろいの林檎たち」、
土曜夜の「8時だヨ!全員集合」や「仮面ライダー」、「Gメン’75」「オレたちひょうきん族」…。
ちょっと時系列はバラバラでアレですが、
あの頃、それらのテレビ番組は人生に絶対に欠かせないものだったし
学校での話題も、テレビで観たものが中心。
みんなが同じ時間に同じものを観てた、という連帯感も嬉しくて
昭和はまさに、地上波の黄金時代でした。
あんな時代はもう戻ってはこないんだろうけど
あれはあれで、正直、尊い時代だったな、と。
デジタルの恩恵をぞんぶんに受ける日々を過ごしながらも
そんなふうに、深いところで同時に思ったりもするわけです。
地上波を忘れた、私の部屋のテレビ。
楽しくもあり、寂しくもあり。
それは、嫌でも「昭和」という時代を思い出させてくれる
タイムマシンのような役割も担ってくれているようです。










